2006年 10月 31日
『パリ、テキサス』以来の衝撃、という感じだった。
週末に観た、青山真治監督の『ユリイカ』。
長いからという理由で、何度もレンタルで手に取りながらも躊躇していた。
何でもっと早くに観ておかなかったのかという後悔もありつつ、きっと今だからこそこれだけ魅力的に映ったような気もする。
何事もタイミングが重要だ。
始まって数分も経たないうちから、これはヤバい、としか思えなかった。
幾つも力が抜けてしまうほどのシーンが出てくる。
そして、ラスト近くの、ジム・オルークの曲がかかるあたり。
すごすぎて何も言えなくなる、何も考えられなくなる。
目と耳とが映画に向けて拡張されていくような感覚。
早速、ジム・オルークの『ユリイカ』を聴いた。
それにしても、変なジャケットだ。
数年前に借りてきて聴いたときにはとくにピンとこなかった。
それが今は、その音楽に心地良く浸ってしまう。
映画のせいだろうか、少し大人になったせいだろうか。
今日は、2001年2月号の『ユリイカ』を読んだ(まだ少しだけど)。
「特集 青山真治 進化する映画」。
青山真治と黒沢清の対談が面白い。
通俗と芸術、に関して話しているところが興味深い。
フリーペーパーdictionaryでの菊地成孔と茂木健一郎の対談でも同じようなことが語られていた。
大学の頃、友達が、「中庸」がいい、なんて話をしていた。
仏教で出てくる考えだったような気がするけど、まさにこれ。
たぶん、単純に間とか中間点っていうようなことではないと思う。
矛盾するようなことが、同時に存在しているような状態。
ポップであり、またアヴァンギャルドでもあるという感じ。
ん、難しい。
もっといろいろ考える意味がありそうな対談だった。
週末に観た、青山真治監督の『ユリイカ』。
長いからという理由で、何度もレンタルで手に取りながらも躊躇していた。
何でもっと早くに観ておかなかったのかという後悔もありつつ、きっと今だからこそこれだけ魅力的に映ったような気もする。
何事もタイミングが重要だ。
始まって数分も経たないうちから、これはヤバい、としか思えなかった。
幾つも力が抜けてしまうほどのシーンが出てくる。
そして、ラスト近くの、ジム・オルークの曲がかかるあたり。
すごすぎて何も言えなくなる、何も考えられなくなる。
目と耳とが映画に向けて拡張されていくような感覚。
早速、ジム・オルークの『ユリイカ』を聴いた。
それにしても、変なジャケットだ。
数年前に借りてきて聴いたときにはとくにピンとこなかった。
それが今は、その音楽に心地良く浸ってしまう。
映画のせいだろうか、少し大人になったせいだろうか。
今日は、2001年2月号の『ユリイカ』を読んだ(まだ少しだけど)。
「特集 青山真治 進化する映画」。
青山真治と黒沢清の対談が面白い。
通俗と芸術、に関して話しているところが興味深い。
フリーペーパーdictionaryでの菊地成孔と茂木健一郎の対談でも同じようなことが語られていた。
大学の頃、友達が、「中庸」がいい、なんて話をしていた。
仏教で出てくる考えだったような気がするけど、まさにこれ。
たぶん、単純に間とか中間点っていうようなことではないと思う。
矛盾するようなことが、同時に存在しているような状態。
ポップであり、またアヴァンギャルドでもあるという感じ。
ん、難しい。
もっといろいろ考える意味がありそうな対談だった。
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by these_two_people
| 2006-10-31 23:26
| MOVIE